札幌市立高校生・ポートランド市グラント高校生交流事業

札幌市立高校とポートランド市立グラント高校の相互交流は、姉妹都市である両市の高校生同士の友好親善と青少年の育成を目的として、2012年から始まりました。これまでに両市併せて250名以上の高校生が互いの街を訪問する研修に参加し、様々な人たちとの出会いを通じて多くの学びを得ています。

初回は、2012年1月、グラント高校生5名が札幌を訪問し、札幌市立高校生徒宅にホームステイをしながら一緒に高校に通いました。市民との交流を通じて日本文化を学び、日本語力の向上を図りました。

一方、札幌市立高校生のポートランド派遣は、札幌市立高等学校・特別支援学校校長会と札幌国際プラザの協働により2014年3月に開始され、ポートランド-札幌姉妹都市協会やグラント高校などの「親の会」の協力のもと、初回は21名の市立高校生がポートランド市を訪問しました。

その後コロナ禍により、渡航を伴う交流が停止した期間もありましたが、その間もオンライン交流などによって両市の絆は保たれ、2023年にグラント高校生夏期研修が4年ぶりに再開。また、2025年3月には札幌市立高校生の派遣も6年ぶりに再開しました。

札幌市立高校生・ポートランド市グラント高校生交流事業のあらまし

札幌市立高校生・ポートランド・グラント高校生交流事業に関する協定書

 ポートランド市との姉妹都市提携60周年となる2019年10月には、本交流事業の円滑な運営と充実したプログラムを継続的に実施していくため、主催4団体の間で協定書を締結しました。 

 署名者(4者) ◇非営利団体「親の会」(ポートランド)  ◇札幌市立高等学校・特別支援学校長会(札幌)  

        ◇非営利団体ポートランド-札幌姉妹都市協会(ポートランド)  ◇公益財団法人札幌国際プラザ(札幌)

札幌市立高校生ポートランド派遣

毎年3月、札幌市立高校から選出された高校生16名程度が、10日間ポートランド市を訪問。ホームステイをしながら、グラント高校での授業体験や地元の小・中学校での交流、ボランティア体験などを通じて、多様性に触れ、国際感覚を育んでいます。5回程度の事前研修を経て渡米し、帰国後は、ポートランド滞在中にそれぞれが決めたテーマに基づいて取り組む探究活動について発表する「帰国報告会」を開催しています。

札幌市立高校生ポートランド派遣帰国報告会

グラント高校で日本文化を紹介する様子

ポートランド州立大学の学生との交流

 

2024年度 派遣生徒たちの感想

「今回の派遣を通じて、国も言葉も文化も違う人々との交流の楽しさを知りました!」、 「何でも人に頼らず、自分で考えて行動する力が身につきました。」

「1番勉強になった事は憧れのアメリカで私達と同じように生活する人々を見て、本当に世界は広いんだと知れた事です。」

「とにかく何でもやってみようと思えるようになりました。失敗を恐れず、興味のあるものに臨む姿勢が身につきました!」

「英語を上手に話すことよりも相手とのコミュニケーションを楽しむことが大事だということを実感しました。」

札幌市立高校生ポートランド派遣事業ご支援のお願い

昨今の円安や渡航費の高騰により、派遣者の参加料が非常に高額となっています。札幌国際プラザでは、生徒の経済的負担を軽減するため、寄付金を募集しております。今後も高校生が海外での学びの機会を得られるよう、ご支援をお願いいたします。


 札幌市立高校生ポートランド派遣事業寄付金について

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ポートランド・グラント高校生夏期札幌研修

毎年6~7月、ポートランド市立グラント高校から、16名の生徒が札幌を訪れ、ホームステイをしながら札幌市立高校へ通い、授業や学校行事を体験し、日本語・日本文化などについて学びます。グラント高校生が企画する札幌の高校生たちとの交流イベントなどを通して毎年多くの交流が生まれています。

レッツトーク・イングリッシュ高校生スペシャル2025 

札幌の高校生との交流イベント・グループでマンガを作成

札幌市長表敬訪問