札幌市国際交流員

札幌市では、アメリカ・ドイツ・中国・ロシア・韓国・イギリスの国際交流員(CIR)が、札幌市の国際化の一翼を担っています。国際交流員は、市内外で開催される国際行事への参加のほか、公用文の翻訳・校正、通訳を始めとする応接の補助業務、さらには国際交流事業の企画・立案までも行って、札幌市の国際化推進に献身しています。また、異文化理解促進を目的として小、中、高等学校における「総合的な学習の時間」の支援のため、学校訪問や国際プラザ等での訪問学習受入の際の対応をしています。

グレゴリー・アンナ(イギリス)

Nice to meet you!

皆様、はじめまして!

グレゴリー・アンナと申します。8月の初めからイギリスの国際交流員として札幌市で働くことになりました。私はマンチェスターの近くの小さな町から来ました。マンチェスターはサッカーで世界的に有名なので、ご存知の方も多いでしょう。マンチェスターは緯度では札幌より10度北にありますが、雪が降るのは毎年10日間だけです。そのため、本格的な冬を経験するのは今回が初めてです。頑張りますね!

私が子供の頃、父は半年ほど日本で仕事をしていました。帰国した父は、日本から持ち帰った本や思い出の品、お土産を私に共有してくれました。それがきっかけで、日本の文化や歴史に興味が湧きました。もちろん、子どもの頃からスタジオジブリの映画も大好きでした。

大学では主にイギリス、アメリカ、インドの歴史を学びました。しかし、大学4年生の時(2021-2022年)、幸運にも早稲田大学に留学することができました。早稲田大学では、日本語、日本史、日本文化を初めてきちんと勉強しました。留学中、日本に対する興味がさらに深まって、日本をもっと理解したいと思い、日本についての勉強を続けることにしました。2022年から2024年にかけては、オックスフォード大学の日本研究という修士課程で演劇(歌舞伎と文楽)を専門に学びました。

国際交流員になろうと思った理由は、本や教科書の代わりに、体験を通して日本について勉強したかったからです。また、イギリスと日本の素晴らしい関係は私にとって既に有益だと(留学やインターンシップを通して)感じていたため、少しでもそれに貢献したいと思いました。札幌に来てから既に優しい人々に会ったり、おいしいものを食べたり、観光を楽しんだりできていますが、そんな素晴らしい都市に住んで、働く機会をいただき、本当にうれしく思っています。 どうぞよろしくお願いいたします!

フローラ・タイリ(ドイツ)

Guten Tag!(グーテンターク)

札幌の皆さん、はじめまして。

ドイツから参りましたフローラ・タイリと申します。2023年8月から国際交流員として働くことになりました。出身地はドイツの南西にあるトリーアです。両親はコソボ出身のアルバニア人なので、コソボの文化についても質問があれば遠慮なく聞いてください。

若い頃から日本の文化に興味を持ち、大学で日本語を学ぶことになりました。トリーア大学で日本学と外国語としてのドイツ語を勉強して、2023年に卒業しました。在学中の2019年から2020年までは大阪学院大学に留学しました。大阪で過ごした時間はとても楽しかったので、また日本に住めることがとても嬉しいです。トリーアでは雪があまり降りませんので札幌市の冬を楽しみにしています。これから色々な所に行ったり、美味しい食べ物をたべたり、札幌市の魅力を経験したいと思っています。

札幌市と姉妹都市のミュンヘンは去年、姉妹都市提携50周年を迎えたので、私も日本とドイツの架け橋になれるように頑張りたいと思っています。札幌市についてもっと勉強して、ドイツの文化についても札幌市の皆さんに紹介することをとても楽しみにしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

劉 琳(リュウ・リン)(中国)

你好(ニーハオ)!
札幌の皆様、初めまして。中国から参りました劉琳(リュウ リン)と申します。 2023年4月から中国の国際交流員として、札幌市で働くことになりました。出身地は中国の東北部にある遼寧省です。札幌市と同じく雪の多いところです。

私は中学生の頃からアニメの影響で日本文化に強い興味を持ちました。中国の大学を経て、迷わずに日本留学を決心しました。2013年に神戸市外国語大学の修士課程に進学し、日本アジア言語文化を研究しておりました。日本で学んだことは私にとって宝物のような存在です。帰国後もずっと日本語関係の仕事に勤めていました。国際業務を通じて、相互理解を促進することの重要さを深く感じました。 今回は札幌市の国際交流員として再び日本に戻ってお仕事できることを、とてもうれしく思います。

今まで培ってきた仕事の経験、及び語学力を最大限に活かし、国際交流事業を通じて、世界観や視野を広げ、少しでも先入観から生じる誤解や差別をなくし、異文化交流を促進することに貢献したいと考えております。 これから美しい札幌市の魅力を世界に広げ、中国文化を日本の方々に紹介できるよう力を尽くします。日中友好の架け橋として精一杯頑張っていきたいと思います!

どうぞよろしくお願いいたします!

タチアナ・ベルリゾワ(ロシア)

Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ)

皆様、初めまして。ロシア国際交流員のタチアナ・ベルリゾワと申します。名前はタチアナですが、ちょっと長くて言いにくいかもしれませんので、「ターニャ」と呼んでください。 出身地は、ロシアの真ん中にある札幌の姉妹都市のノボシビルスク市です。寒くて雪が多く降っているところです。札幌に似ていますね。

小さい頃から色々な外国語に興味を持っておりますが、日本語は私にとって一番美しくて、「魔法の言葉」ですので、学校を卒業してから、日本語を勉強することにしました。 2015年にノボシビルスク国立経済経営大学に入学して4年間ぐらい勉強していました。専門は「海外地域研究」でしたので、日本語だけでなく、アジアの国々の歴史、経済、政治、文化も研究しました。 大学を卒業してもう2年間ぐらいノボシビルスク国立工科大学の日本語の通訳・翻訳の講座に通いました。

日本語を勉強しながら、日本の伝統的な文化と現代のマスカルチャー(大衆文化)を調べていたことから、日本への興味がだんだん強くなってきました。 それで、日本に関する仕事をしたくなりました。大学を卒業し、ノボシビルスクでこんな職場を見つけました。「シベリア・北海道」という観光姉妹都市センターです。 センターの主な活動は、札幌とノボシビルスクの姉妹関係を促したり、文化のイベントとワークショップを通じてノボシビルスク市民に札幌をはじめ日本を紹介したりすることです。

実は、今回私は初めて日本を訪れました。札幌を自分自身で調べて「本当の日本」を知る機会を得られて、嬉しく思います。そして、これからロシアに興味をもってくださる札幌の皆様に、 奥深いロシア文化や面白いロシア語の言葉を教えたり、日露関係のイベントに協力したりして、札幌とノボシビルスクの間の相互理解と相互信頼を強めたいと思っております。 札幌の皆様と色々な面白いイベントを開催し、友達になりたいです。では、一緒に楽しくて暖かい思い出を作りましょう!

ヤン スーミン(韓国)

안녕하세요(アンニョンハセヨ)!札幌の皆さん、こんにちは!

韓国から参りましたヤン スーミンと申します。札幌市の姉妹都市、大田市出身です。2021年10月から韓国国際交流員として札幌市で働くことになりました。大学は韓国外国語大学で日本地域学とフランス語文学を専攻し、2021年2月に卒業致しました。

私は父の仕事の都合で7歳の時日本の小学校に通った経験があります。当時の私は日本語が出来ませんでしたが、クラスメイト達と日韓文化交流をしながら徐々に日本社会に適応することが出来て、日本という国を段々好きになりました。私にとって日本での生活は世界に触れた初めての経験であり、日本は文化交流の力を教えてくれたありがたい国です。将来は日本で交流に関するお仕事が出来たらいいなと、いつも思っていました。ですので、札幌市で国際交流員として皆さんに挨拶が出来ることは私にとって夢のようです。これから札幌市内の様々な所を旅行したり、美味しいものを食べたり、様々な経験をしたいと思います!

札幌市と大田市は姉妹友好都市として深い関係で結ばれています。これを見習って、私も札幌市で日本と韓国の架け橋になり、韓国の言語や文化など様々な魅力を伝えられるよう頑張りたいと思います。皆さん、どうぞよろしくお願いします!

ブイサン・イライジャ(アメリカ)

札幌の皆さん、初めまして!

イライジャと申します。2023年8月から札幌市文化部の国際交流員として働いていきます。アメリカのカリフォルニア州が出身地ですが、中学生の時から10 年間ぐらいフロリダ州に住んでいました。 雪が全然降らない所から来たので、初雪を楽しみにしています。(2週間ほどで、嫌になるかもしれませんが…)

子供の頃から、ずっとアニメやゲームが好きでした。「ナルト」や「ポケモン」などのアニメのおかげで、日本の文化に魅了されました。そこで、フロリダ大学に入学してから、 日本語を勉強し始めました。カタカナ語や漢字が難しいと思いましたが、チャレンジなので、勉強になると思いました。大学で日本文化部に入って、同じ趣味を持つ友達を作ったり、 日本語を練習したりすることができ、日本への興味がさらに深くなりました。

4年生の時、枚方市の関西外国語大学で4か月留学しました。その時、外国人だけではなく、日本人の友達も作ることができて、一緒にレストラン、観光地、カラオケなどに行きました。 日本に関する経験の中で、それは一番の思い出となっています。留学で、たくさん文化交流ができて嬉しかったです。

日本に住むのが人生の夢だったので、札幌で働くことを楽しみにしています。言うまでもなく、アメリカと日本には文化の違いがありますが、前向きに捉えたいと思います。 国際交流員として、その違いを見つけて、お互いに文化交流をする手助けがしたいです。

ララ・ホリン(イギリス)

札幌の皆さん! 初めまして。

ララと申します。2022年4月から、札幌市観光・MICE推進部で国際交流員として働いています。オーストラリアで生まれて、幼い頃からイギリスのロンドンに住んでいました。自分ではイギリスとオーストラリアのハーフだと思っていますので、もしどちらかの文化について質問があれば、遠慮なく聞いてください。

高校2年生の時、是枝裕和監督の映画を通して、初めて日本の文化に触れました。日本の日常生活をニュアンスで描く是枝監督の作品から、日本の文化に魅了されました。その後、ケンブリッジ大学で日本学科を専攻し、立教大学で1年間留学しました。

留学中に、WELgeeという難民と共に活動するNPO法人でインターンシップを行いました。イベントの担当として、様々な文化の架け橋になり、文化の壁を乗り換えて国際的な友好関係を築くチャレンジが非常に楽しいことでした。この経験から、国際関係の仕事を目指すようになり、札幌市の国際交流員として日本に戻れることを光栄に思っています。

日本の理解を含めつつ、イギリス(もしかしたらオーストラリアも)の魅力的な文化を札幌市の皆さんに紹介するのをとても楽しみにしております。

どうぞよろしくお願いいたします。